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逸見家文書
 逸見家初代は飛騨高原城(現神岡城)代逸見内匠頭重綱である。高原城は室町幕府九代将軍足利義尚に攻められ、重綱は越中三本松(高岡市二塚)で帰農して澤田孫右衛門重綱と改めた。
  元和元年(1616)、5代目九左衛門が逸見を名乗って高岡の守山町(現高岡信用金庫本店地)に移住し、高原屋と称して蔵宿(藩士の俸給である米の運搬・保管・販売などにより、蔵敷米という販売手数料をえる)を営み、町役人も務めた。14代文久郎は勤皇の志士であった。
  逸見家に伝わる古文書は60点(81冊)で、蔵宿営業に関する記録が多く、そのほかにも加賀藩重臣の高岡休泊時の記録、紅方仕法、北海道開拓に関する雑記などがある。当館に寄贈された年代は伝わっていない。

逸見家のあった所
(高岡信用金庫本店)
文書一覧(資料数 5点)
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画像 文書名(及 副書名・巻次・版・巻題・内容) 著者・差出人 出版元 版年 ページ数 大きさ
蔵宿仲間定書之帳
    文化12(1815) 25丁 24x18(cm)
諸事留帳 文政10年
    文政10(1827) 24丁 22x15(cm)
代々蒙役義候御戴紙等留 弐番  
高原屋文九郎   慶応元(1865) 6丁 21x15(cm)
長大隈守様御通行ニ付於宮嶋屋御昼宿相勤候一巻留
    文久2(1862) 9丁 24x18(cm)
町人風俗並諸物値段引下方等被仰出之趣御書立を以被仰渡候帳
    天保13(1842) 25丁 21x15(cm)
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