|
▲無影無池
(影なしの井戸、片原横町) |
|
◆無影御池(無影の井戸) |
無影の井戸は、藩主が御旅屋で宿泊する際に使用された。
この井戸は鏡よりもはっきりと人影が映ると世評に高く、水面を覗きにくる人が多かった。ところがある時、影が水面に映らなかった人が忽然と亡くなってしまった。この不思議に驚いた人々は、自らの影の有り無しを確かめにくるようになり、いつしか“無影の井戸”というようになったと伝える。
一説には一番新町の石瀬屋六兵衛(孝子六兵衛)がここで赤衣の異人に出会い、その人は六兵衛に近い内に福を与えると告げ、突然姿を消したので名付けられたともいう。
今も片原横町の超願寺の横で、コンコンと名水が湧き出ている。 |
|
|