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関野之古図
■文書名 関野之古図 関野之古図
■よみ セキノノコズ
■出版元
■ページ数 1枚
■大きさ 40x55(cm)
■請求番号 K T 200
■解説  この古図が書かれた年代は不詳であるが、左端に「越 中郡関野之古図 謄写○貝逸」とあり、前田利長が城を築く前の千保川が庄川の本流だった時期のものと考えられる。  
 この絵図の下部に川が書かれ船を漕ぐ人物像がある。川下の右岸に「松娘ヶ淵」、「源野坂」があり、川の手前には「手鳥ヶ嶽」、川上の右岸には「鴨島」の地名がある。
 同じく川のむこう側で松娘ヶ淵の右に鳥居と神社、その上方に「柳花村」、「難陀龍王心身井戸」、松林の中に多宝塔と建物が描かれ、「無想ノ松」「家想ノ松」「寿の松三本」と記されている。
 また扇面の中央に「上染山六社明神」と記載され、鳥居と建物がある。その右側には「下ノ梅山浅鬼女」の記載と建物、さらに右端に「上ノ梅山白岩童師」「関ヶ淵」がある。
 ここに記載される中で「鴨島」「源野坂」の地名が今もいきており、近世以前、関野と呼ばれていた頃の地形を想像する資料となる。
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