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大坪家文書
 大坪家の先祖は公家侍で、京都から二塚村へ引越して居住し禁裏(宮中)北国御用を務め、大坪中務と名乗っていた。
  二代目の助左衛門の娘が、前田利長の子(満姫)を産んでいる。利長は娘の誕生を大変喜び、助左衛門宅を改修し、庭に手を入れ、度々通ったと記録される。
  大坪家は、御扶持人十村(俸禄として米を与えられる十村。十村は十ヶ村程度の民政を任せられて役職で大庄屋にあたる)役に列せられ、百姓を管理する重責を担った。
  大坪家に伝わる古文書は90点(137冊)あり、収納米(年貢米)や物成(年貢)に関する文書のほかに、水戸光圀や水戸頼房の書状など前田家の姫を産んだ家ならではの希少文書を所蔵する。平成8年(1996)、大坪富江氏(千葉県船橋市在住)により寄贈された。

大坪家のあった西二塚
文書一覧(資料数 6点)
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画像 文書名(及 副書名・巻次・版・巻題・内容) 著者・差出人 出版元 版年 ページ数 大きさ
射水郡伏木浦ニ被為建置候御高札拾弐枚之表写仕上ヶ申帳 天保九年正月
    天保9(1838) 11丁 25x18(cm)
御旅館并御鷹野之砌御休所等御座之間并御上使御宿相勤候家表廻之繪図書上申帳
  射水郡 文政2(1819) 13丁 25x18(cm)
正一位関野神社正一位加久弥神社御祭礼行烈  宝暦十三年未三月
    宝暦13(1763) 19丁 17x8(cm)
〔清泰院逝去につき悔み状〕
紀伊宰相光貞   [明暦2(1656)] 1枚 41x56(cm)
〔清泰院逝去につき悔み状〕
水戸中将光圀   [明暦2(1656)] 1枚 41x57(cm)
拝領之品々書上ヶ申帳  天明七年九月
大坪門助   天明7(1787) 4丁 24x18(cm)
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